「女性がやればずんずん進む 決定版! 獣害対策」
こんにちは。海住さつきです。
三重県は鳥獣害被害の多い県で、
松阪市でも鳥獣害対策はいろいろ講じられているものの、
毎年多大な被害が出ているということを知り、
勉強させていただく機会をさがしていたら、
この本をご紹介いただきました。
ホントにホントに目からウロコだった。
表紙に「男は読むな」と書いてあって、
そちらのつっこみはとりあえずおいといて、
獣害対策のポイントは以下の2つ。
①動物の「住」=ひそみ場を撤去。
②動物の「食」=エサを撤去。
人間は「衣食住」だけど、動物は「衣」がいらないから「食・住」がそろっているところにやって来る。
「なんでうちの畑にイノシシがやって来るんだ?」
という問いの答えは、
「それはあなたの畑にひそみ場とエサがそろっているからです」。
誰も好んで動物に餌付けをしているわけではないけれど、
畑の作物を片づけなかったり、
ヤブを放置して絶好のひそみ場を提供したりして、
動物たちが喜んで住む環境を与えてしまっているのがそもそもの間違いだというのが、
井上雅央さんの主張。
なぜ「女性がやればずんずん進む」かと言えば、
女性は、井上さんの講習を受けて、
「あ、なるほど、畑を片づければいいのね」
と思えば、翌日すぐに取りかかり、
いいと思えばどんどん周りにも広めてまわるのに対し、
男性は、
「いやいや、それより補助金でしょう」
「柵を張り巡らせてナンボ」
などと従来通りのやり方に固執し、
柔軟な対応ができにくい傾向にあるからだそうで、
いろんな意味で目からウロコの本でございました。
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